資産運用

20代の資産運用はiDeCo(イデコ)から始めよう|30代から始めて後悔した僕がiDeCoを紹介します

こんにちは。みろく(@kaz_arche8)です。

突然ですが、20代のみなさん、資産運用はしていますか?

まだ働き始めたばかりの20代の方は、会社からもらう給料で服を買ったり、美味しいものを食べたり、旅行に行ったりと使い方は人それぞれあるものの、資産運用をしているという方は少ないのではないのでしょうか。

心配無用です。給料のいくらかは貯金してますから。

貯金も厳密にいえば、資産運用の範囲に入るといえますが、現在は低金利なので、100万円貯金していても、1年間の利子が数百円というのが現実でしょう。

今回ご紹介するiDeCo(イデコ)は、将来に備えた個人年金で、節税効果が抜群、かつ、リスクが極めて少ない資産運用です。

iDeCoは若ければ若いほど得をする金融制度で、「しないと損をする」と言っても決して大げさではないほど、お得な資産運用の制度です。

僕は30代にこの制度を知った時、もっと早く始めておけばよかったと後悔しました。

貯金してもお金増えないから、資産運用を考えているけど、損しそうでなんか怖いな
将来に備えて資産運用したいけど、何から始めていいか分からない

今回の記事では、このような不安を抱えている20代の方に向けて、iDeCoを紹介します。

iDeCo(イデコ)ってなに?

iDeCo(イデコ)って何?女の子の名前か何かかな?みろくさん女の子紹介してくれるの?
んなわけないでしょ!

はい。というわけで・・・

iDeCo(イデコ)は、個人型確定拠出年金という、個人年金制度のことです。

※英語で「individual-type Defined Contribution」といい、この頭文字をとってiDeCo(イデコ)と言います。

国民年金や厚生年金といった公的年金と大きく違うのは、iDeCoは将来もらえる年金を自分で積み立てて、自分で運用するという点です。

毎月、自分で決めた額の掛金(月額5,000円以上)を払い、その掛金で投資信託や定期預金などの金融商品を買って自分で運用します。

個人年金なので、加入するかしないかも、掛金をいくら払うのかも、どの金融商品で運用するのかも、自分で決めます。

そして、自分で積立てて運用した資金は、年金として60歳以降に受け取りが可能になります。

2017年1月の法改正により、それまで加入することができなかった、公務員や専業主婦も加入できるようになった結果、日本に住む20歳以上60歳未満の方は、原則誰でも加入できます。

積立NISAに加えて、iDeCoは税制面でかなり優遇されている金融制度です。

どうして国がこういう制度を拡大しているかというと、公的年金制度が限界を迎えているからです。

現在でもすでに、年金の給付年齢を引き上げたり、支給額を減らしたり、何かと理由をつけて年金制度を縮小しようとしています。

国も声高には言いませんが、これからの世代の年金は、国が面倒見切れなくなるから、税制面で優遇するかわりに、老後のお金は自分で何とかしてねということです。

iDeCo(イデコ)のメリット・デメリット

へぇ~、で、iDeCoの何がお得なの?
反対にデメリットとかあるのかな。

iDeCoのメリットをまとめると次のようになります。

iDeCoのメリット
  1. 掛金が全額所得控除の対象になり税金が安くなる
  2. 運用中に得た利益に税金がかからない
  3. 60歳以降に受け取る時も所得控除の対象になる

要するに、税金が安くなるというのが、iDeCoの最大のメリットです。

メリット① 掛金が全額所得控除の対象で税金が安くなる

年収450万円の会社員が、毎月2万円掛金を払っている場合をモデルケースとして、税金がいくら安くなるのか考えてみましょう。

年収450万円が、iDeCoで年間24万円払ってみました。あ、ちなみに独身です。

年収が450万円で独身というケースだと、税率としては、

所得税10% + 住民税10% = 税率20%

が一般的でしょう。

年間24万円の掛金を支払っていますので、あなたの節税額は

年間掛金240,000円 × 税率20% = 節税額48,000円

となります。

電気代や食事代や娯楽費などの生活費を、年間4万8千円節約しようとすれば、かなり大変なはずです。

税金が安くなるということは、それだけ使えるお金が増えるってことですよね。

そのとおりです。

iDeCoで節税すれば、その分、毎年支払う税金が減るということですから、その分、本を買ったり、旅行に行ったり、自分のためにお金を使うことができます。

老後に備えて貯金をするくらいなら、iDeCoに回した方が断然お得でしょう。

メリット② 運用中に得た利益には税金がかからない

iDeCoの節税効果はこれだけではありません。

iDeCoでは、自分が支払う掛金で金融商品を買って、資産運用をするということをお話ししました。

ここでも事例を使って説明します。

毎月2万円の掛け金を50か月間、コツコツと投資信託を買って、その投資信託が10年後に200万円まで値上がりしたとします。

やった~。値上がりしたからここで売っちゃおう。

金融商品を売買して利益を得ると、通常は、所得税と住民税合わせて20.315%の税金がかかります。

利益1,000,000円 × 税率20.315% = 税額203,150円

ところが、iDeCoで資産運用すると、運用中の利益は非課税であるため、この税金がかかりません

60歳まで引き出すことができないため、ここで得た利益をすぐに使うことはできませんが、この利益をさらに投資することで、複利効果が得ることも可能になります。

掛金の控除に加えて、運用についても税制上の大きなメリットがあるのです。

メリット③ 60歳以降に受け取る時も所得控除の対象になる

運用した資産を老後に受け取る際も、税金上のメリットがあります。

iDeCoでは60歳になると、それまでコツコツと積み立てて、運用した資産を「一時金」として受け取るか、「年金」として受け取るか選ぶことができます。

一時金として受け取る・・・積立運用したお金を一度にまとめてもらうこと。この場合は「退職所得控除」の対象になる。

年金として受け取る・・・・積立運用したお金を少しずつに分けてもらうこと。この場合は「公的年金所得控除」の対象になる。

どちらを選んでも、税金の優遇を受けることができます。

僕は、一時金でまとめてもらって、世界1周旅行にでも行きたいな。
私は細く長く生きたいから、年金でコツコツもらった方が安心するな。

どちらか、お好みに合わせて選ぶことができます。

 

次にiDeCoのデメリットを説明します。

デメリットは大きく分けて下記の2つです。

iDeCoのデメリット
  1. 60歳になるまで引き出すことができない
  2. 資産運用で損をする可能性がある

デメリット① 60歳になるまで引き出すことができない

これが、iDeCo一番のデメリットでしょう。

積み立てて運用した資産は、60歳になるまで、引き出して使うことができません。

加入者が死亡した場合や、事故で障害を負った場合などの特別なケースでない限り、途中で解約することも原則認められていません。

ですから、

抜群の節税効果があるから、余ったお金全部iDeCoに回してしまおう

というのは、あまりおすすめできません。

若いうちは、特に成長と経験の時期ですから、老後の資金にすべて回すのではなく、本や、旅行など自己投資に回すことも必要です。

老後の資金を積み立てるために、現在の生活を切り詰めて楽しめないのは本末転倒です。

このようなことがないよう、老後資金として、余裕のある範囲での積立をおすすめします

デメリット② 資産運用で損をする可能性がある

iDeCoは自分で金融商品を買って運用するので、損をするリスクも当然あります。

あ、買った投資信託が値下がりしている・・・。

こういうことは普通にあります。

しかし、iDeCoは証券会社ごとに様々な金融商品がありますから、資産運用で損をするのが怖い方は、値動きが比較的安定している債券などのリスクの低いものを選べばいいですし、値動きのない定期預金型もあります

また、比較的リスクの高い海外株式の投資信託とリスクの低い国内債券を組み合わせるなど、個人個人のリスク許容度に応じて、ポートフォリオ(※)を組むことでリスクを調整することもできます。

これに加えて、iDeCoでは、毎月支払う掛金で少しづつ金融商品を買い付けることになるので、ドルコスト平均法(※)により、仮に購入した資産が値下がりしたとしても、その時低い価格で買い下がるにより、平均購入単価を下げることができます。これにより、大きく損をすることが防げます。

このように、リスクの許容度に応じた賢い運用をすれば、資産運用で損をするかもしれないというデメリットも十分に解消することが可能です。

また、何度も言うように、iDeCoのいいところは節税効果にあります。

購入した商品が将来値下がりしたとしても、毎年の節税効果によって利益を先取りしていると考えることができるため、よほどのことがない限りは損しない仕組みです。

このあたりは格安SIMと同じで、知って行動に移すだけで得をする制度と言えるのです。

資産運用というとどうしても「儲ける」ことにフォーカスしがちです。

確かに攻めの姿勢も大事ですが、日本では「納税」が憲法の義務に定められているくらい、「儲け」の裏には必ず「納税」が付いてきます。

ですから、「節税」によって防御力を高めることは、「稼ぐ・儲ける」という攻撃力を高めることと同じくらい大切なことだということを分かっていただきたいと思います。

※余裕がある方は、以下の参考欄も合わせてご覧ください。

※ポートフォリオとは

金融商品の組み合わせのことで、どの金融商品をどれだけ買うかという資産配分ことです。例えば、掛金の2万円のうち、海外株式の投資信託に1万円、国内債券に1万円に配分したとすると、あなたのポートフォリオは、海外株式50%、国内債券50%となります。

リスクの高い金融商品(値動きの幅が大きくてハイリスク・ハイリターンのもの)とリスクの低い金融商品(値動きの安定していてローリスク・ローリターンのもの)を組み合わせることで、個人の許容度に応じたリスク調整をすることが可能になります。

 

※ドルコスト平均法とは

株や債券、投資信託などの金融商品を買う際に、定期的に同じ額ずつ買っていく方法です。

例えば、毎月1万円ずつAという商品を買うとします。1月には1個あたり1,000円だったAが、2月には500円に値下がりしたとすると、

1月 10,000円 ÷ 1,000円 = 10個

2月 10,000円 ÷  500円 = 20個

2月はAを倍の数買うことができます。これによってAの1個当たりの購入単価は

購入単価 = 20,000円 ÷ 30個 = 約666円

となり、1月には1,000円出して買ったものが、666円に下がります。

これが何を意味するかというと、1月購入時点では、Aが1,000円以上に値上がりしないと利益が出なかったのが、2月に低い価格で購入したことで平均購入単価が下がり、Aが666円以上に値上がりすれば、利益が出るようなった。つまり利益の出るハードルが下がったということになるのです。

iDeCo(イデコ)は20代から始めるのがお得

先に書いたとおり、iDeCoの最大のメリットは節税効果にあります。

掛金を支払うことによって、毎年の税金が安くなるので、若ければ若いほど、節税効果が高まります

先ほどの例で、年間4万8千円の節税効果があると書きましたが、仮に、25歳からiDeCoを始めて、60歳までの35年間掛金を払ったとすると、単純計算でも

年間節税額48,000円 × 35年間 = 合計節税額1,680,000円

168万円もの節税効果が得られます。

168万円って、車1台買えるじゃん!

しかもこの数字は、年収とそれに比例する税率が固定されているものとしての単純計算なので、年収が上がって税率が高くなると、さらなる節税効果が得られることになります。

同額を単に貯金に回していたとすると、利子が雀の涙ほどつくだけですが、iDeCoで掛金として払うだけで、これだけ税金が安くなるわけです。

時間が味方をしてくれる20代のうちから始めた方が断然お得なわけです。

また、これから資産運用を始めたいという20代の方にとっても、iDeCoから始めるのがおすすめです。

なぜなら、iDeCoは一度積み立てる商品を決めると、後はほったらかしておけば、自動的に積立をしてくれるからです。また、iDeCoの金融商品はファンドマネージャーが代わりに運用する投資信託がほとんどなので、金融に対する知識がなくても、資産運用が可能です。

株やFX、仮想通貨は値動きが激しく、利益を出すためにはチャートを頻繁にみて、低いところで買って、高いところで売ってという作業を繰り返さなくてはいけません。

こうした投資で勝つためには、世界経済の動向から、企業の財務分析やチャート分析に至るまで、かなりの知識と経験が必要で、実際に儲けることができるのは、大手金融ファンドなどの資金力や組織力、情報収集力をもったごく一部の人間に限られます。

昼間働いてるし、そんなの時間ないよ。

ですので、これらの本格的な資産運用をやってみたい方も、iDeCoで資産運用の基礎的な勉強をしてからでも決して遅くありません。

iDeCoでも、自分の投資した金融商品の値動きが把握できるし、リスク許容度に応じたポートフォリオ選択など、資産運用の基本が学べます。

働き盛りの20代にとっては、ほったらかし投資で節税メリットがあり、かつ、リスクの少ない資産運用が可能なiDeCoから始めるのが賢明な選択です。

まとめ:20代の資産運用はiDeCo(イデコ)から始めよう

最後にまとめておきます。

  • iDeCoは節税効果抜群の資産運用制度
  • 老後資金を貯金するくらいならiDeCoの方がお得
  • 若ければ若いほど節税効果が大きい
  • ほったらかし投資なので時間の節約にもなる
  • リスクの少ない資産運用ができる
  • 資産運用の勉強にもなる

僕は30代でiDeCoを始めましたが、もっと早く始めていればトクだったのにと後悔しました。

僕のように後悔しないよう、20代の早いうちからiDeCoで資産運用を始めましょう。

 

iDeCoを始めるなら証券会社で口座を開設する必要があります。

口座開設は、手数料が格安で口座開設無料、豊富な金融商品を持つネット証券最大手の「SBI証券」が断然おすすめです。



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また、おすすめの本も紹介しておきます。iDeCoのみならず資産運用全般について、対話形式と図解で分かりやすく説明されています。僕もこの本をきっかけにiDeCoを始めました。

 

日々の支出を抑えたい方は、「節税」と同時に「節約」も考えてみてはいかがでしょうか。